彼氏・彼女のMBTIをどうしても知りたい！相手の性格タイプを上手に知る方法

恋愛関係では、相手のことをもっと深く理解したいと思うのは自然なこと。特に最近注目を集めているMBTI（マイヤーズ・ブリッグス・タイプ指標）は、お互いの性格や考え方を知るための有効なツールとして人気を集めています。

「彼の考えていることがわからない」「彼女の反応が予測できない」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。相手のMBTIタイプを知ることで、なぜそのような行動をとるのか、どんな言葉をかけると喜ぶのか、どんな時に距離を置きたがるのかなど、関係性を深めるヒントが見えてきます。

この記事では、パートナーのMBTIを自然に知る方法から、その情報を関係改善に活かすコツまで、実践的なアドバイスをお伝えします。

彼氏・彼女のMBTIを知りたい理由

「なぜわざわざMBTIなんて知る必要があるの？」と思う方もいるかもしれません。でも、相手の内面を理解することは、より良い関係を築くための第一歩です。

お互いの理解が深まるメリット

MBTIを知ることで、表面的な行動の裏にある思考パターンや価値観が見えてきます。例えば、「なぜ彼は大事な決断の前にいつも時間がかかるのか」「なぜ彼女は予定変更にこだわるのか」といった疑問が解消されるかもしれません。

INTJタイプの人は、感情よりも論理を重視する傾向があります。そのため、感情的な会話よりも、理論的な解決策を求めることが多いのです。一方、ESFPタイプの人は、その場の雰囲気や感情を大切にし、柔軟に対応することを好みます。

このような違いを理解することで、「冷たい人だ」「いい加減な人だ」といった誤解を避け、相手の行動の背景にある考え方を尊重できるようになります。

コミュニケーションの質が変わる瞬間

MBTIの知識は、日々のコミュニケーションを劇的に改善する可能性を秘めています。例えば、内向型（I）の人は、長時間の社交的な場面の後に一人の時間が必要なことが多いです。これを知らないと、「私から離れたがっている」と誤解してしまうかもしれません。

あるカップルは、お互いのMBTIを知ったことで、会話の仕方を少し変えただけで、それまでのすれ違いが減ったと言います。具体的には、直感型（N）の彼女は大きな構想や将来の可能性について話したがるのに対し、感覚型（S）の彼は具体的な事実や現実的な話題を好むという違いがありました。

お互いのコミュニケーションスタイルを尊重し、時には相手の好む方法で話すよう心がけることで、会話がスムーズになったのです。

相性を知ることで避けられるすれ違い

MBTIは単なる「占い」ではなく、心理学に基づいた性格分析です。相手のタイプを知ることで、潜在的な衝突ポイントを事前に把握し、対処法を考えることができます。

例えば、判断型（J）と知覚型（P）のカップルでは、計画に対する考え方の違いからストレスが生じることがあります。Jタイプは事前の計画や締め切りを重視し、Pタイプは柔軟性や選択肢の多さを大切にします。

この違いを理解していれば、旅行計画を立てる際に、Jタイプの人が事前に詳細な予定を立てたいと思うのは「コントロールしたい」からではなく、その人の自然な思考パターンだと理解できます。同様に、Pタイプの人が直前まで予定を決めたがらないのは「いい加減」なのではなく、可能性を開いておきたいという価値観からくるものだと分かります。

MBTIって何？恋愛にどう役立つの？

MBTIについて聞いたことはあっても、詳しく知らない方も多いでしょう。ここでは基本的な概念から、恋愛との関連性まで解説します。

MBTIの基本と16タイプの簡単解説

MBTIは、スイスの精神科医カール・ユングの理論を基に、キャサリン・クック・ブリッグスと娘のイザベル・ブリッグス・マイヤーズによって開発された性格分類システムです。人の性格を4つの軸で分類し、全部で16のタイプに分けています。

4つの軸は以下の通りです：

軸	特徴	対になる特徴
エネルギーの方向	外向型（E）：外の世界や人との交流からエネルギーを得る	内向型（I）：内面の世界や一人の時間からエネルギーを得る
情報の取り入れ方	感覚型（S）：五感を通じた具体的な情報を重視	直感型（N）：パターンや可能性など抽象的な情報を重視
判断の仕方	思考型（T）：論理や客観的な分析に基づいて判断	感情型（F）：価値観や人間関係への影響を考慮して判断
外界への接し方	判断型（J）：計画性や決断を重視	知覚型（P）：柔軟性や適応性を重視

これらの組み合わせで、INFP、ESTJ、ENFJなど16のタイプが生まれます。それぞれのタイプには特徴的な思考パターンや行動傾向があり、自分や相手をより深く理解するための手がかりになります。

恋愛観とMBTIの意外な関係

MBTIのタイプによって、恋愛に対するアプローチや期待が異なることがあります。例えば、思考型（T）の人は、感情型（F）の人に比べて、恋愛においても論理的な側面を重視する傾向があります。

INFJタイプの人は、深い精神的つながりを求め、表面的な関係には満足しないことが多いです。一方、ESTPタイプの人は、一緒に活動することや刺激的な体験を共有することを通じて絆を深めることを好む傾向があります。

もちろん、これはあくまで傾向であり、同じタイプでも個人差があります。しかし、パートナーのMBTIを知ることで、なぜ彼または彼女が特定の行動や反応を示すのかを理解する助けになります。

「あるある」で見るMBTIタイプ別恋愛傾向

各MBTIタイプには、恋愛においても特徴的な「あるある」があります。いくつか例を挙げてみましょう。

タイプ	恋愛「あるある」	喜ぶアプローチ
INFJ	相手の言葉の裏を読みすぎて疲れる。深い会話を求める。	誠実さと深い理解を示すこと
ESTP	退屈な関係は続かない。一緒に冒険したい。	新しい体験や活動に誘うこと
INTJ	感情表現は苦手だが、行動で愛情を示す。	知的な会話と自立性を尊重すること
ESFJ	パートナーの世話を焼きたがる。感謝されると喜ぶ。	感謝の気持ちを言葉で伝えること

これらの特徴を知ることで、「なぜ彼は感情をあまり表現しないのか」「なぜ彼女はいつも私の予定を気にするのか」といった疑問に対するヒントが得られるかもしれません。

彼氏・彼女のMBTIを知る自然な方法

さて、ここからが本題です。相手のMBTIをどうやって自然に知ることができるのでしょうか。強引に聞くのではなく、関係性を深める過程で自然に知る方法を紹介します。

直接聞くときの声かけテクニック

最も簡単な方法は直接聞くことですが、唐突に「あなたのMBTIは？」と聞くと、相手が戸惑うかもしれません。以下のような自然な切り口で話題にしてみましょう。

「最近、友達とMBTI診断をしてみたんだけど、意外と当たっていて面白かったよ。私はINFPだったんだけど、あなたはやったことある？」

このように、自分の経験や感想から話を始めると、押し付けがましくなく自然です。また、MBTIに興味を持ってもらうために、相手の性格の良い面を絡めて話すのも効果的です。

「あなたって、人の気持ちをすごく大切にするよね。それってMBTIでいうとFタイプかもしれないね。」

相手が興味を示さない場合は、無理に続ける必要はありません。タイミングを改めて話題にするか、別の方法を試してみましょう。

一緒にMBTI診断を楽しむ提案の仕方

二人で一緒にMBTI診断を受けることを提案するのも良い方法です。「遊び」として楽しむ雰囲気を作ることがポイントです。

「最近SNSで話題になっているMBTI診断、一緒にやってみない？お互いの結果を当てっこするのも面白そう」

カフェでくつろいでいるときや、家でリラックスしているときなど、時間に余裕があるタイミングで提案するといいでしょう。オンラインで無料のMBTI診断テストは多数あります。日本語で受けられるものを選ぶと、より正確な結果が得られます。

診断後は結果について話し合うことで、お互いへの理解が深まります。「この部分は確かにそうだね」「ここは意外だった」など、感想を共有することで、自然と相手の内面について知ることができます。

会話から推測する方法（質問例つき）

直接MBTIについて話せない場合は、日常会話の中から相手のタイプを推測することも可能です。以下のような質問を自然な会話の中に織り交ぜてみましょう。

「休日は何をして過ごすのが好き？」（内向型は一人の時間や少人数での活動を好む傾向があり、外向型は多くの人と過ごすことを好む傾向があります）

「旅行するとき、詳細な計画を立てる派？それとも行き当たりばったりの方が好き？」（判断型は計画を立てることを好み、知覚型は柔軟に対応することを好みます）

「困っている友達がいたら、まず何をする？解決策を考える？それとも気持ちに寄り添う？」（思考型は問題解決を重視し、感情型は感情的なサポートを重視します）

これらの質問は、普通の会話の一部として自然に投げかけることができます。相手の回答パターンから、MBTIの各軸についての傾向が見えてくるでしょう。

相手のMBTIがわかったらどう活かす？

相手のMBTIがわかったら、その知識をどのように関係改善に活かせるのでしょうか。ここでは具体的な活用法を紹介します。

タイプ別・喜ばれるアプローチ法

MBTIタイプによって、喜ばれるアプローチや気遣いは異なります。相手のタイプに合わせたコミュニケーションを心がけることで、関係性が深まることがあります。

例えば、内向型（I）の人は、突然のサプライズや大勢の前での告白よりも、静かな環境での深い会話や、考える時間を与えてくれる配慮に感謝します。一方、外向型（E）の人は、活動的なデートや新しい経験を共有することで絆が深まることが多いです。

思考型（T）の人には、感情的な表現よりも、具体的な行動や論理的な会話で愛情を示すと伝わりやすいでしょう。感情型（F）の人には、言葉で気持ちを伝えることや、細やかな気配りが響きます。

「こんなこと言われたい」タイプ別会話術

MBTIタイプによって、心に響く言葉のかけ方も異なります。相手のタイプに合わせた言葉選びを意識してみましょう。

タイプ	心に響く言葉	避けた方がいい言葉
ISTJ	「あなたの誠実さと責任感に感謝している」	「もっと柔軟に考えられないの？」
ENFP	「あなたのアイデアは本当に素晴らしい」	「現実的に考えて」
INTP	「あなたの分析力に感心する」	「もっと感情を表現して」
ESFJ	「あなたのおかげで皆が楽しめている」	「そんなに人の目を気にしなくていい」

もちろん、これはあくまで一般的な傾向であり、同じタイプでも個人によって好みは異なります。相手の反応を見ながら、徐々に最適なコミュニケーション方法を見つけていくことが大切です。

ケンカになりやすいポイントと回避策

MBTIの知識は、潜在的な衝突を予防するのにも役立ちます。タイプの組み合わせによって、特に注意すべきポイントがあります。

例えば、判断型（J）と知覚型（P）のカップルでは、計画性に関する衝突が起こりやすいです。Jタイプは事前に詳細な計画を立てたいと思い、Pタイプは状況に応じて柔軟に対応したいと考えます。

このような場合、「どちらが正しい」という問題ではなく、お互いの思考パターンの違いを理解し、歩み寄ることが大切です。例えば、大枠だけは事前に決めておき、細部は現地で決めるといった妥協点を見つけることができます。

また、思考型（T）と感情型（F）のカップルでは、問題解決のアプローチに違いが出ることがあります。Tタイプは論理的な解決策を求め、Fタイプは感情的な側面も考慮した解決を望みます。

このような違いを知っておくことで、「彼は私の気持ちを無視している」「彼女は論理的に考えられない」といった誤解を避け、お互いの強みを活かした解決策を見つけることができます。

MBTIを知ることの落とし穴

MBTIは関係改善に役立つツールですが、使い方を誤ると逆効果になることもあります。ここでは、MBTIを活用する際の注意点を解説します。

タイプに人を当てはめすぎない心得

MBTIは人の性格の一側面を表すものであり、人間の複雑さをすべて説明できるわけではありません。「彼はINTJだから感情表現が苦手なはず」「彼女はESFPだから計画性がないはず」といった固定観念で相手を見ると、実際の個性を見逃してしまいます。

同じタイプでも、育った環境や経験によって大きく異なる面があります。MBTIはあくまで参考程度に考え、目の前の相手の言動や反応を重視することが大切です。

また、MBTIのタイプによって相性の良し悪しを決めつけるのも危険です。どのタイプの組み合わせでも、お互いを理解し尊重することで良い関係を築くことができます。

「診断結果が変わった」ときの対処法

MBTIの診断結果は、状況や気分、自己認識の変化によって変わることがあります。特に境界線上のタイプ（例：Eとの差がわずかなI）は、診断のたびに結果が変わることも珍しくありません。

パートナーの診断結果が変わったとしても、それは「性格が変わった」というよりも、自己認識や表現の仕方が変化した可能性が高いです。重要なのは、ラベルよりも実際の行動パターンや価値観を理解することです。

「前はINFJだったのに、今回はINFPになった」というような場合は、両方のタイプの特徴を参考にしながら、実際の相手の姿を見つめることが大切です。

MBTIだけで判断しないバランス感覚

MBTIは関係理解のための一つのツールに過ぎません。相手を理解するためには、MBTIだけでなく、価値観、趣味、目標、過去の経験など、多角的な視点が必要です。

「彼はINTPだから」と一言で片付けるのではなく、「なぜそう感じるのか」「どんな経験がその考え方につながっているのか」といった対話を通じて、より深い理解を目指しましょう。

MBTIの知識は、会話のきっかけや理解の手がかりとして活用し、そこから発展させていくことが理想的です。

相手のMBTIを知ってからの変化体験

実際に、パートナーのMBTIを知ることで関係性がどのように変わるのか、具体的な例を見ていきましょう。

カップルの「わかり合えた！」エピソード

あるINFJ（内向的・直感的・感情的・判断的）の女性は、ESTP（外向的・感覚的・思考的・知覚的）の彼氏とのコミュニケーションに悩んでいました。彼女は深い一対一の会話を求めていましたが、彼は常に活動的で、多くの友人と過ごすことを好んでいました。

MBTIを知ったことで、彼女は彼の外向性（E）が、単なる「自分との時間を避けている」わけではなく、彼のエネルギーの源であることを理解しました。一方、彼も彼女の内向性（I）が「つまらない」わけではなく、内省的な時間を必要としていることを知りました。

お互いの違いを理解した二人は、週末の過ごし方を工夫するようになりました。土曜日は友人と過ごし、日曜日は二人だけの時間にするなど、双方のニーズを満たす方法を見つけたのです。

「もっと早く知りたかった」という声

別のカップルは、長年の関係の中で繰り返されるパターンに悩んでいました。ISTJ（内向的・感覚的・思考的・判断的）の彼と、ENFP（外向的・直感的・感情的・知覚的）の彼女は、計画の立て方や問題解決のアプローチで常に衝突していました。

MBTIを学んだことで、彼らは自分たちの思考パターンの根本的な違いに気づきました。彼は具体的な事実（S）と論理（T）に基づいて判断し、彼女は可能性（N）と人間関係への影響（F）を重視していたのです。

「もっと早くMBTIのことを知っていれば、あんなに言い争わなくて済んだのに」と二人は感じています。今では、重要な決断をする際に、お互いの視点を意識的に取り入れるようになり、より良いバランスを見つけられるようになりました。

意外な発見から生まれた関係の変化

MBTIを通じて、思いがけない発見があることも少なくありません。一見正反対に見えるカップルが、実は重要な価値観を共有していたり、似ていると思っていた二人が、実は全く異なる方法で情報を処理していたりすることがあります。

あるカップルは、お互いのMBTIを調べた結果、二人とも「NF」（直感的・感情的）タイプであることがわかりました。表面的な行動は異なっていても、理想を追求する姿勢や人間関係を大切にする価値観は共通していたのです。

この発見により、二人は表面的な違いよりも、共通の価値観に目を向けるようになりました。「私たちは考え方が似ているんだ」という認識が、些細な違いを乗り越える力になったのです。

まとめ：MBTIは恋愛の羅針盤、でも地図は二人で描く

MBTIは関係性を理解するための有効なツールですが、完璧な解決策ではありません。相手のタイプを知ることで、行動の背景にある思考パターンや価値観を理解し、より効果的なコミュニケーションが可能になります。

しかし最終的に大切なのは、タイプのラベルではなく、目の前にいる一人の人間としてのパートナーを理解し、尊重することです。MBTIは羅針盤のように方向性を示してくれますが、実際の関係という地図は、二人の対話と理解によって描かれていくものです。